矢島正純

院長略歴

昭和58年  慶應義塾大学医学部卒
昭和61年~ 同大産婦人科学教室 助手
昭和63年~ Finland Helsinki大学留学
平成元年~ 国立がんセンター研究所
ならびに国立がんセンター中央病院(現 国立がん研究センター中央病院)医員
平成6年~東京女子医科大産婦人科 講師
平成16年~杏林大学医学部産婦人科 准教授
平成21年7月より現職
平成25年4月~港区医師会副会長

主な資格

日本産科婦人科学会専門医
日本医師会認定産業医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医

平成22年7月より院長を拝命しております。
汐留第二セントラルクリニックは広く一般の診療所として幅広い疾患に対応しております。婦人科は毎日(月曜~金曜)、乳腺外科は隔週月曜の午後(変動あり)診療を行っています。婦人科(および乳腺外科)の一般診療のほか、近隣の多くの企業の職場検診の場として、また港区民をはじめ一般の方々の検診の場としてもお役に立ってきました。
ここでは婦人科・乳腺外科を中心とした当クリニックの診療姿勢(特色)を述べさせていただきます。なお具体的な診療内容については別項「こんな症状の方へ」をお読みください。

しっかりとした診療をめざす

「しっかりとした診療」と一言で言っても漠然とした言葉で、当たり前ではないかと言われるかもしれませんが、言うは易く実行することは必ずしも容易ではありません。もちろん我々も完璧ではありませんが、病が良くなること、その過程で患者さんが納得して診療を受けられることが第一と考えます。そのためにどうすべきかをまとめてみました。

患者さんの訴えをよく聞く

患者さんは悩みや辛いことなどなんらかの症状を持って不安な気持ちで受診されます。その不安を解消してあげるのが医師の役目ですが、その第一歩は互いのコミュニケーションです。お話を聞くだけでも患者さんの不安はずいぶん解消して気が楽になるものです。  私がフレッシュマンだった頃、上の先生から「患者さんは自分の言いたいことの半分くらいしか話していないことを忘れるなよ」と言われたことがあります。患者さんも自分が訴えたいことを話すだけで気持ちが楽になることも少なくありません。コミュニケーション【問診】は大事だと思っており、患者さんが何でも気軽に話せるような雰囲気づくりをめざしていますので聞いてほしいことを全部おっしゃって下さい。

必要な検査はするが余分な検査をしない 治療はガイドラインに沿って

今、医療費は年々増加の一途をたどっています。その内容を見てみると、この人にこんな検査までするか、というケースもあります。みなさんは今まで、ささいな訴えに対してたくさんの検査・治療をされて高額の費用がかかった経験はないでしょうか。ある訴えに対して考えられる疾患を頭に浮かべ、それに対する検査をしていくのですが、その検査全部をやるのなら誰でも医者になれます。患者さんの年齢や背景をまず頭に入れ、問診で疾患を絞り、診察をして更に疾患を絞り込み、そこで残った可能性について「検査」をするわけです。もうけ主義に走らない、医学的見地から適応のある検査をして診断すること、治療は学会などで認められている「治療のガイドライン」にできるだけ沿った方法を選択しています。

起承転結に責任をもつ

大学病院に居た頃は起承転結・・最後まで(治療終了まで)経過を見ることができましたが、今は原則として治療(手術など)は行いませんので起承転・・までになります。ここはクリニックではありますが、大病院と同レベルの精密検査も行いますので、軽い異常から手術が必要となる患者さんまで様々です。軽い異常であれば大学病院に行く必要はありません。 患者さんも待ち時間が長く1日がかりで大変ですし、大学病院の外来もこれ以上の患者さんが押し寄せたらパンクしてしまいます。今すぐの治療適応がなく、フォローできるものはしっかりとフォロー致します。いっぽう治療が必要と認められた場合には、「どこかへ行ってください」ではなくて、その疾患分野を得意とする大学病院あるいは高度専門病院へ紹介状をお書き致します。大病院では「初診予約」を必要とするところが多いため、窓口で予約業務も行って患者さんが安心して受診できるところまでお手伝いを致します。最近では手術など治療後にはまた逆紹介いただき当クリニックでフォローするケースも増えています。本当に治療が必要な患者さんを紹介し、経過を見ることの可能な患者さんはしっかりフォローする、大病院と診療所の連携(病診連携)を強化してゆきたいと考えています。

「マイ婦人科医」を持とう・・・あなたの「ユア婦人科医」に

女性のからだはたいへんデリケートで、思春期から成人となり、性成熟期から更年期、閉経期に至るまで一生のうちに様々に変化してゆきます。また1ヶ月単位でみても、月経周期によっていろいろな変動が起こります。 このようないろいろな心身の出来事に対して、気軽に相談できて、ずっと経過を診てくれるような「マイ婦人科医」をぜひお持ちください。私どもでは長く診ている患者さん、何かあるとまたおいでいただくリピーターの患者さんが多いのですが、ひとりでも多くの方の「ユア婦人科医」になれればと思っています。

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